映画で健闘ジャニーズ勢 キムタクは二枚目徹底も生きる道
今年、高齢を理由に静かに役者を引退した田村正和のように、二枚目役者を極めるやり方もありだ。その点、岡田はやはり別格だった。本格派の時代劇。宣伝のためにバラエティーに出ることはなかったが、北大路欣也など錚々(そうそう)たる人たちが映画界の垣根を越えて岡田を称賛するコメントを出した。
「もうアイドルが役者をやっているレベルではない。時代劇も映える立派な役者。“V6”で踊っているほうが違和感を覚えるほど」(映画関係者)
三者三様、役者としての評価はあるが、ジャニーズの「役者部」はこの3人に二宮をプラスした形で決まった感もある。ジャニーズ内ではベテランに入る中居正広は司会。“嵐”の桜井翔はキャスター路線とほぼ決まった。
他のタレントも試行錯誤しながら最終的な方向を模索している。そこに期せずして滝沢秀明(36)が芸能活動から引退。ジャニー喜多川社長(86)の後継者としてジュニアの育成など裏方になることを発表した。来年早々にもジャニーズ事務所は新体制で臨むといわれている。今年の一連の精力的なタレントの動きとなまじ無縁ではないと思う。