30歳でNHK朝ドラ主演 戸田恵梨香ついに“後輩”に追いついた
現在のテレビドラマは、視聴率だけでなく、ギャラの面でも米倉涼子を頂点とした“1強多弱”の時代が続いている。しかし、米倉のひとり勝ち状態がいつまでも続くわけがなく、女優を抱える大手芸能プロは米倉の後釜を虎視眈々と狙ってきた。戸田はその最右翼に浮上したと言ってもいい。
「スカーレット」の制作をNHK大阪放送局が担当することも、戸田の事務所にとっては喜ばしいはずだ。戸田は撮影が始まる来年4月から、東京を離れて大阪に缶詰め状態になることを余儀なくされる。
「朝ドラの撮影は平日の朝から晩まで続きます。戸田は俳優の成田凌との交際が明らかになっていますが、撮影中はどうしても疎遠になることが避けられません。果たして半年以上、2人が週末に会うだけの遠距離恋愛に耐えられるかどうか……。ポスト米倉涼子を狙うにあたり、所属事務所としては“自然消滅”してくれたら好都合でしょう」(女性誌記者)
もちろん朝ドラのヒロイン決定は、戸田本人にとっても大きなプラス。最近の戸田は2010年にデビューした事務所の後輩の有村架純(25)に、露出や人気の面で肉薄されたかと思ったら、アッという間に追い抜かれてしまった。しかも有村は昨年放送の「ひよっこ」で、戸田よりも先に朝ドラのヒロインを務めた。形の上では、戸田は30歳にして後塵を拝していた有村に“やっと追い付いた!”わけだが、もしかしたら一気に抜き去ったといえるかもしれない。現在、有村の主演ドラマ「中学聖日記」(TBS系)の視聴率は6%前後をさまよい、一時の勢いを失っている。
後輩に追い付き、ポスト米倉涼子の一番手に躍り出た戸田。来年の今ごろは有村に3馬身以上の差をつけてぶっちぎっていそうだ。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)