キンタロー。が語る14kg減量と社交ダンス世界大会の重圧

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海外遠征は食べられないストレスがすごかった

 去年はつらい一年でしたね。初出場の時は無名選手だったけど、世界選手権に出たことで2回目はマークされ、ライバル視されたので、プレッシャーが大きく、それに加えてダイエットしたからかなり追いつめられました。

 海外遠征に行って、おいしい食べ物が食べられないストレスはすごかった。たとえば、イタリアだとパスタとか焼きたてパンとか。お酒も好きなのにドイツでビールも飲めなくて。スタッフさんは「やっぱり現地のビールだよね!」とおいしそうに飲んでる。「せっかく海外にいるのに!」とイラ立ちました。負けず嫌いだから、「ライバルに負けてられない!」という気持ちで耐えました。

 17年は糖質制限をして、食べたのはお肉とプロテインでしたが、それを続けてたら血液検査でホルモンのバランスが崩れているとわかり、18年は自分の体に取りすぎていたものだけを制限する方法に切り替え、砂糖と小麦粉とチーズとコーヒーを我慢。お米は食べてました。

 世界選手権で社交ダンスの演技をやりきった翌日の写真は笑顔ですね。でも、目指していた決勝には行けなかった悔しい気持ちがありました。暗い顔をしていたら周りの人が気にするから、明るく振る舞って、泣きたい気持ちを海に流した(笑い)。

 今後も挑戦するかはわからない。負けず嫌いだから、数年休憩してダークホース的な存在としてまた挑むかもしれません。

 太りそうになった時はこの2枚の写真を見てこらえてますよ。

 (聞き手=松野大介)

▽キンタロー。 1981年10月、愛知県生まれ。大学時代に社交ダンス全国大会4位に。2011年からキンタロー。として芸人活動。前田敦子のモノマネでブレーク。17年、競技ダンスの世界大会「WDSF世界選手権ラテンシニアI」で7位、18年は8位に入賞。

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