今度は朝ドラヒロイン 若手実力NO.1杉咲花は何がスゴイ?

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「第1部」で演じたのは、金栗四三(中村勘九郎)と同じく日本人初のオリンピアンである三島弥彦(生田斗真)の三島家の女中シマ。シマは女中にすぎなかったが、その後、2人の活躍を見てスポーツの魅力に目覚め、女中をやめて、東京女子高等師範学校に進学。自身もマラソンを始める。さらに、後に日本人女性初の五輪選手となる人見絹枝(菅原小春)に陸上を始めることを決心させた。しかし第23話で、志半ばで関東大震災に巻き込まれて死亡してしまう。

「この回は“神回”とされ、夫の増野(柄本佑)が、シマを捜して赤ん坊のりくをおぶって町をさまようシーンは“涙なくして見られない”とSNS上でも話題になりました」(同前)

 さらに「第2部」に入ると、今度は成人したりく役として再登場。りくは母親のシマにうり二つという設定で、初登場シーンでは、金栗四三以下が勘違いして「シマちゃん!」と大喜び。その後も物語の重要な役を担っていく。北川氏はこう続ける。

「彼女が出てくるシーンはどれも印象的になるのが不思議です。老若男女のあらゆる視聴者にハマる彼女を、NHKは満を持して起用したということでしょう」

 ドラマは、東京五輪後の来年10月にスタート。女優として大きな花を咲かせそうだ。

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