著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

紳助さんもしてやったり?出演YouTube再生回数が400万突破

公開日: 更新日:

 紳助さんの狙い通りと言えるだろう。今回の動画はmisonoのYouTubeにとって大きな収益となるだろうし、40分のうち20分ほどの公開で、後半も近く公開される。次回もこれまで以上の視聴が期待でき、misonoへの大きな支援になる。

 また、僕も含めて見ている側は、8年半ぶりの紳助さんの姿を直接見ることができて、楽しませてもらった。

 そして紳助さんにとってはどうか。自分と関わりのあったタレントを精神的にも経済的にも応援することができただけでなく、紳助さん自身にとってもいまだに自分には影響力があり、世間的な興味を持たれていると認識できただろう。もちろん、芸能界復帰の意向はなくても、自分の人生の中で大きなウエートを占める芸能界へのつながりを残しておきたいという気持ちも含め、今回の脚光で満足感を得られたのではないだろうか。要するに誰も困ったり損をしていないのだ。

 その昔、僕の出ていたワイドショーのディレクターが、何かの取材で“ダメもと”で紳助さんの自宅に行ってみたことがあった。大きな一軒家の周りをウロウロしていると、なんと紳助さん本人が出てきて、「家に来たらアカン。何もしゃべらんから、他のこと考えて」と言って家に入ってしまったという。そのディレクターはトイレに行きたくて、やさしそうな紳助さんの夫人に頼んでトイレを借りたそうだが、家の中の紳助さんが「おまえなあ、トイレ借りるふりして中の様子をしゃべったらアカンで」と笑ったそうだ。

 まあ、超大物の紳助さんの家でトイレを借りたディレクターもすごい心臓だが、紳助さんにはもともとそういう気さくな面がある。いずれトイレを借りるように、ふらりとテレビ局に立ち寄ることもあるのだろうか……。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  4. 4

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  5. 5

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  1. 6

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  2. 7

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  3. 8

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  4. 9

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  5. 10

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 4

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  5. 5

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  1. 6

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  2. 7

    大阪万博を追いかけるジャーナリストが一刀両断「アホな連中が仕切るからおかしなことになっている」

  3. 8

    NHK新朝ドラ「あんぱん」第5回での“タイトル回収”に視聴者歓喜! 橋本環奈「おむすび」は何回目だった?

  4. 9

    歌い続けてくれた事実に感激して初めて泣いた

  5. 10

    フジ第三者委が踏み込んだ“日枝天皇”と安倍元首相の蜜月関係…国葬特番の現場からも「編成権侵害」の声が