「半沢直樹」も延期…TV局はコロナ禍を乗り越えられるか
東京五輪の延期が決定して以降、加速度的に深刻さを増す“新型コロナ禍”。休校や在宅勤務、不要不急の外出自粛要請などもあって、3月下旬はあまりテレビを見ない層もテレビに向かうことが増えた。その反面、テレビ局自体は苦しい立場にある。
「オリンピックイヤーとして準備していたことが全部白紙。同時に、感染予防のため、直接会っての打ち合わせもままならない中、出演拒否や、収録場所の提供拒否も頻繁に発生している。番組制作そのものが困難な状況です」(制作会社プロデューサー)
報道や情報など生放送の番組では、出演者が立ち位置に距離を取るようにもなっている。
2日にはTBSとテレビ東京が、原則的に報道部門以外の番組のロケやスタジオ収録を見合わせると発表。特にTBSは堺雅人(46)主演の大ヒットドラマ「半沢直樹」7年ぶり続編の放送まで延期し、GP帯に過去作品の再放送をする。
こうした状況について、ネット上では〈出演者やスタッフを守るのは当然〉〈名作の再放送は歓迎。この機に過去の名作を再放送してほしい〉など理解を示する声が多い。