医療ドラマ存続危機 アフターコロナの作品&俳優トレンドは

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 新型コロナウイルスがテレビに深刻な影響を及ぼしている。中でもダメージが大きいのが医療ドラマだ。これまで大きな病院を終日借り切ってロケが行われてきたが、ロケに使われる病院は“地域医療の要”であるケースが多い。例えば、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)の主なロケ地は千葉大学医学部付属病院、「ブラックペアン」「コウノドリ」(ともにTBS系)は東千葉メディカルセンター、「コード・ブルー」(フジテレビ系)は千葉県にある亀田メディカルセンターといった具合だ。しかし今後、使用できるか不透明な状態だという。

 コロナによる院内感染防止のために以前のように病院の協力を得ることが難しくなっただけでなく、自粛生活を余儀なくされたコロナ禍に対する視聴者の拒否反応もあり、医療ドラマの制作そのものをためらう空気がテレビ局側にあるという。「ドクターX」の続編の放送は早くても来年以降になる。医療崩壊ならぬ“医療ドラマ存続”の危機だ。

 しかし、テレビ局は“キラーコンテンツ”を封印して、アフターコロナのこれから、どんなドラマを用意するつもりなのか。この疑問を解く鍵のひとつが、2011年3月11日に発生した東日本大震災直後のラインアップだ。

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