ミコさん、どうぞ安らかに「ご飯行こうね」が最後の電話に

公開日: 更新日:

 私が思う「歌うまパンチ族」江利チエミ、朱里エイコ、欧陽菲菲、中尾ミエ、ささきいさお、尾藤イサオ、上條恒彦、尾崎紀世彦、影山ヒロノブ、前田亘輝らお歴々の中でダントツに好きだった弘田三枝子さんがお亡くなりになり、とても悲しい。私が50年間歌い続けている十八番「人形の家」のご本家であり、初めてお会い出来た時は夢かと思うぐらいうれしくて、いきなりベラベラ話しかけてしまい、ふと我に返りまたベラベラと謝った。弘田三枝子クラスになるとブランド過ぎて もはや呼び捨てなので、ご本人に「弘田三枝子は、弘田三枝子は!」と熱弁してしまったがゲラゲラ笑ってくださった。よかった。

“パンチがある歌唱力”とよくいわれる“パンチ”とはなんぞや?歌がうまいのは当たり前(そうでもない人もいるが)で更にガツンと胸に響く迫力があって、一回見ただけで「なんだこりゃ?」と思うインパクトが大事。弘田三枝子さんをはじめ、私の思う「歌うまパンチ族」は皆さんオリジナリティーで、抜群の歌唱力とどこかゴージャスなルックスで、ものまねをしてくれと言わんばかりの個性派揃い。一体どうやってここまでに仕上がったのだろうか? と尊敬します。まずしっかりした低音。突き抜けるような高音。うなりやこぶしは自由。なんとなく外国。“はひふへほ”や“バビブベボ”が特に印象的。魅力は尽きません。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末