家庭が貧しかった見栄晴さん 1浪するも欽ちゃん宅で猛勉強

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「欽どこ」やめて1浪、欽ちゃん宅で受験勉強、メシも食えた

 欽ちゃんから「見栄晴、将来はどうするんだい?」と聞かれ、「芸能界に行きたいです」と答えたら、「でも、今は芸能界より大学に行く方がいいんじゃないかい? 大学は一生の友達をつくる場だよ」と。

 それで進学を決めたけど、1浪しちゃって。そしたら欽ちゃんが「僕は貧乏だったから大学に行けなかったけど、本当は行きたかったんだよ。いつか行きたいから、僕も勉強するからうちにおいで」と誘ってくれた。

「欽どこ」に出ていた、1つ年下のたまえ(高橋真美)もちょうど受験だから、欽ちゃん、僕、たまえの3人で週に1回勉強してました。欽ちゃんが見つけてきた家庭教師が欽ちゃん宅に来るんです。勉強後にメシも食えて(笑い)。

 翌年に合格できました。何というか、欽ちゃんがオヤジみたいに僕の行く道をつくってくれた。まさかその数十年後に欽ちゃんが本当に大学生になるとは思わなかったですけど。

■学生時代は塗装のバイト

 大学の授業料はオフクロが払ってくれていたから、僕は塗装のバイトをして、自分の使う分は自分で稼いで。

 でも、その頃から、馬券を買うようになってしまった。家が府中だから競馬場が近かったし。パチンコもすごくやってました。そしたら単位を6つしか取れずに落第。将来は芸能界に行きたいと決めてたし、中退しました。でも、欽ちゃんに言われた通り、すごく仲のいい友達が一人だけつくれたんですよ。

 欽ちゃんに中退の報告に行き、「一生付き合える本当の友達ができたからやめました」と言ったら、「見栄晴は本当のバカだね」と言われました(笑い)。だけど、その大学での友達とは今も仲が良くて、酒を飲んだりしてます。まさに終生の友です。

 その後、チョコチョコとテレビに出ていた時は本名で活動してましたけど、アッコさん(和田アキ子)の番組に出た時、「藤本正則ってだれかと思ったら、おまえ、見栄晴じゃないか」と言われ、それがきっかけで芸名を見栄晴にしたんです。「欽どこ」自体が終わった頃だから勝手に「見栄晴」にしました。実は欽ちゃんには許可取ってないんです。

 それからテレビに出られたけど、競馬をかなりやるので、お金はあまりなくて。25歳から競馬の仕事をいただいてからも当然、プライベートでも馬券を買ったり予想したりしますよね。「競馬やらなきゃお金貯まったのかな」と思うけど、そしたら競馬の仕事が来ない。食って食われての自然界の法則みたい(笑い)。だから、常に人生に余裕がないんです。嫁に「馬券、買わなきゃいいじゃん」と言われるけど、そしたら詳しくなくなって番組で予想しても詳しくないとバレますよ。

 競馬が縁でとんねるずのノリさんが番組によく呼んでくれたり、番組後に一緒に大井のナイター競馬に行ったり。競馬好きと知られると初対面のスタッフにも「今週、何が来るんだ?」と聞かれたり、三木のり平さんとか競馬好きの大御所の方とも親しくしてもらえたから、競馬がなかったら今の僕はないのかもしれない。お金はかかってますけどね(笑い)。

 (聞き手=松野大介)

▽みえはる(本名・藤本正則) 1966年11月、東京・府中市生まれ。「欽ちゃんのどこまでやるの!」(テレビ朝日系)に82年から見栄晴役で出演し、人気に。その後、芸名を見栄晴にして活動。競馬通として知られ「競馬おじさん」の名も持つ。MCを担当するCS「フジテレビONE」の「競馬予想TV!」(土曜20時)は22年続く長寿番組。

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