髭男爵ひぐち君の貧乏時代「ずっと誰かにパラサイトしてきた」
髭男爵 ひぐち君(46歳)
「ルネッサーンス」のギャグで2000年代にブレークしたお笑いコンビの「髭男爵」の召し使い役・ひぐち君(写真左)。結成当時は3人組で、脱退したメンバーは現在活躍中の映画監督! 自身はパラサイト(寄生)してきた苦労時代を送って……。
最初は僕ら3人組でした。僕と、後に映画監督になる市井昌秀が関西の大学の同級生で、2人で学園祭でネタをやっていたけど、市井が上京してNSC(よしもとの養成所)に入ったんです。そこに僕の相方になる男爵さん(山田ルイ53世)がいたらしいんです。
僕は卒業後、サラリーマンになった後もお笑いやりたくて、市井を頼って上京。市井が「2人じゃなくて、ツッコミを1人入れよう」と言って男爵さんに入ってもらったんです。だから、市井が僕と男爵さんを引き合わせたわけです。
3人で始めて1年間はあまりライブにも出られず、出てもウケず、市井はやる気がなくなり、やめてしまって。「どうしよう」と困っていると男爵さんが「とりあえず、組む?」と誘ってくれて2人だけでやることに。