コロナで芸能リポーター消滅危機 後継者不足も浮き彫りに
ワイドショー関係者によるとF層と呼ばれる女性層をターゲットにしている番組が多いため、企画しかり、出演者自体にも若返りが求められる中、芸能リポーターは高齢化していく一方だという。
「完全に後継者不足です。芸能リポーターの中で若手といわれるのは40代半ば。どうやって芸能リポーターになるのかも不明ですし、第一、世間から嫌われることが多く、なりたがる若者がいない。今後はスポーツ紙記者や週刊誌の記者などが代役を務める可能性もあります」(芸能プロ関係者)
そして有名な芸能リポーターといえば、井上公造氏を思いつく人も多いが、井上氏は複数の芸能リポーターを抱える事務所を経営している。例年、年末年始はハワイに出向き、空港でバカンスに訪れた芸能人にインタビューしているのが井上氏の恒例行事だった。しかし、コロナ禍でハワイに行く芸能人が激減し、井上氏も今年からハワイ取材に行けなくなってしまった。
「公造さんはハワイに高級コンドミニアムを持っています。今までは仕事ということで番組に旅費を出してもらい、正月はハワイで過ごしていましたが、それができなくなりました。最近、芸能に全く関係ない月決めのオンラインサロンで『お悩み相談室』を始めようとしたものの、結局、スタートには至りませんでした」(スポーツ紙記者)