コロナで芸能リポーター消滅危機 後継者不足も浮き彫りに
新型コロナ禍で緊急事態宣言が再び発令された今、テレビ界にも異変が起きている。
「ロケの多くが中止になり、スタジオの出演者も4人以下にするなど気を配っています。特に芸能イベントなどは大幅に減ったので、芸能リポーターがスタジオに来る必要がなくなってきました。必要があればリモートや電話で出演してもらうなどで済ませ、レギュラー出演はかなり減っています」(テレビ局関係者)
芸能リポーターといえば、かつて故・梨元勝氏らがバブル期の芸能ニュースを盛り上げた。現在も不倫の謝罪会見などで囲み取材をする女性リポーターの活躍が話題になることがある。
ただ、最近ではコロナ禍でテレビ局の広告収入も激減し、出演者にも大幅にメスが入ったという。
■若手といわれるのは40代半ば
「例えばあるローカル番組では井上公造さんだけ残し、これまでレギュラーで出演していたもう一人の芸能リポーターの降板に踏み切りました。4月からはさらに出演者を減らす方向で動いている番組もある。何よりネット界隈で芸能リポーター自体の評判が悪くなってきたことがありますね。記者じゃないので大した情報も持ってないですし、こちらで書いた台本を話してもらうだけの場合が多い。高いギャラを払ってスタジオに呼ぶこと自体が見直されてきている」(ワイドショー関係者)