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児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

鬼滅の刃がヒット 日本名がそのまま使われた「キサラギ」

公開日: 更新日:

 日韓関係は相変わらず冷え込んでいるが、エンタメ業界の関係は良好だ。互いの作品をリスペクトし、受け入れている。

 現在放送中の「知ってるワイフ」(フジテレビ系)は韓国ドラマのリメークだ。浅草九劇で上演中の「僕とナターシャと白いロバ」は、もともと韓国の悲恋ミュージカルで、それを日本人キャストが熱演している。一方で19日から日本で公開される韓国映画「藁にもすがる獣たち」は、原作が曽根圭介の小説だ。うまく脚色し、最高の叙述トリックに仕上げている。

 韓国の書店には東野圭吾や奥田英朗の小説がズラリと並ぶ。かつて出会った韓国人女性は村上春樹の大ファンで、小説を原語で読みたいがために日本語を勉強していた。日本の小説が韓国で映画化されることも、今では珍しくない。

 日本では少し前、韓国ドラマ「愛の不時着」が話題になったが、今、韓国で旋風を巻き起こしているのが「鬼滅の刃 無限列車編」だ。1月に公開されるとコロナ禍にもかかわらず65万人もの観客を動員。内容を知らずに劇場に行った韓国人から長文の熱い感想が寄せられた。

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