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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ヒット番組に名プロデューサーあり」といわれた昭和の時代

公開日: 更新日:

 ちなみに、「親戚の者」という人が昔はよく取材対応に出てくることがあった。そんなに親戚の人が家にいて対応するものだろうかという素朴な疑問も湧いたが、案外、母親だったりした。

 思わぬ形で愛人が発覚した久世は、事実とは認めたが「認知しない」と伝えられていた。結局、久世は妻と離婚。Nと再婚した。しばらくして久世はTBSを退社。フリーとして番組を作るだけでなく、エッセイストとして多くの作品を残した。

 自由に仕事ができる環境があったが、実力者揃いだったプロデューサーたち。退社後も大半の人はフリーとして活躍していた。 =つづく

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