田丸美寿々、小宮悦子、安藤優子 草分け3人の共通項は不倫
「女子アナ30歳定年論」はいまだに根強い。社員アナとして入社するも活動のピークは短く、毎年入ってくる後輩アナにトコロテンのように押し出されて露出が減る。
居場所を失い窓際になっても居続けるか、結婚・退社か、フリーになるかの3択。多いのは残留組だが、フリーになる人も少なくない。
今も元日テレの夏目三久、元NHKの膳場貴子らが活躍を続け、最近はキャスター専門の事務所も増え、フリーになる環境は整えられている。
見る側も女性キャスターは当たり前の時代だが、昔は「大事なニュースを女性がしゃべると信憑性がなくなる」と敬遠されていた。この古い風習を打ち破ったのが田丸美寿々だった。フジの局アナからフリーとなり活躍した。肩まで伸ばした髪は適度なパーマ。高級クラブのチーママみたいな妖艶な雰囲気を持っていた。
「出勤前のママ」と揶揄する声もあったが、話は鋭くわかりやすい。自分の意見も堂々と主張する。「同じニュースを見るなら美魔女のほうがいい」という男性に支持された。田丸は女性キャスターの時代へ突入する草分け的な存在となった。