鈴木亮平の勝負は日曜劇場…「ドラゴン桜」と薄い毒が懸案
「何より救命救急医という役柄が鈴木に合っていますよね」とテレビ誌ライターがこう続ける。
「本人にとってイメージに縛られるのは不本意でしょうが、鈴木はやはり“銭形警部”とかNHK大河の西郷隆盛、同じ日曜劇場『テセウスの船』の“駐在さん”の父親のようにキャラにブレがない、真っすぐな役柄がよく合う。『レンアイ漫画家』のように変わり者の漫画家といった屈折したタイプより、信念の救命救急医の方がハマりやすいし、視聴者に受け入れられやすいでしょう」
13年に公開された主演映画「HK 変態仮面」も、真っすぐなキャラと言えなくもない。今や“大河俳優”の鈴木が役柄で体重も増減させる演技派であることは、自他ともに認めるところだ。
「今のところ『TOKYO MER――』がコケる要素は見当たりません。あえて言うなら、日曜劇場ではヒット作の次の数字が伸び悩む傾向があることぐらい。『ドラゴン桜』の次ですからね。もうひとつ気になると言えば、鈴木が東京外国語大卒のインテリで、スタッフの好感度も高く、アンチが少ないこと。実際に会うと本当に“いい人”ですが、裏を返せば“毒”が薄いとも言える。名優と言われる役者にはどこか毒があって、それが存在感につながっているものです」(スポーツ紙芸能担当デスク)
鈴木は、8月20日公開予定の松坂桃李(32)主演映画「狐狼の血 LEVEL2」でヤクザの組長を演じる。どんな毒を見せてくれるか。