視聴率は絶好調「ドラゴン桜」が映さない東大卒の“現実”
16日放送の阿部寛(56)主演の連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)の第4話の平均視聴率(世帯)が14.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)となり、第3話(同12.6%)を上回った。
「バカとブスこそ、東大に行け!」――。現実の教育現場で今、教師がこう絶叫したら、たちまち動画が拡散されて学校と保護者の間で問題視されるだろう。その意味では、上司に向かって「倍返しだ」なんて間違っても口にできないサラリーマンの気持ちを代弁し、圧倒的支持を得た大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)に通じるものがあるが、「これも現実とはちょっと違うのでは?」と囁かれている場面が第3話にあった。阿部が演じる弁護士・桜木建二が「どいつもこいつもバカばっかりだな」「世の中の実態と仕組みを知らねぇってことがバカなんだよ」と言い放つシーンだ。
「なぜ社会はこうなってんのか、誰がどんな意図でこの仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力をつけろ!その時初めて馬車馬は人間になれる」
「搾取されるだけの人間になりたくなければ、不満ばかりいう人生を送りたくなければ、お前ら勉強しろ!」