ゆきぽよの清楚系転身は失敗? バラエティー番組「ギャル枠」の栄枯盛衰

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 タレントゆきぽよ(24)が昨年3月に発売した黒ギャルテイストの写真集「Yukipoyogram02」(双葉社)が、1年以上たった今月5日に3刷の重版出来し、話題になっている。

 実はゆきぽよは今年5月に最新写真集「はじめまして。」(光文社)を発売しているのだが、こちらは発売初週の売り上げは100冊に満たなかったという。新作は、ゆきぽよの自宅で知人がコカインを使用した容疑で逮捕された事件に対するみそぎの意味も込めてか、清楚系に転身。ところが全くふるわず、ギャル尽くしの過去作品の方に需要があるというのだからビックリである。

「多様性枠」にシフト

 例の事件以来、ゆきぽよは地上波テレビからは遠のき、おバカキャラだった藤田ニコル(23)は金髪から黒髪にし、大人路線に転向。バラエティーの「ギャル枠」はみちょぱこと池田美優(22)一強状態だ。同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう分析する。

「“ギャル”枠に分類される3人とも的確なコメントをする頭の良さと、適当そうに見えて実は礼儀正しいなど、いいギャップを持っている。みちょぱさんは、さらなるステップアップに向けて“脱ギャル”志向になったせいで、かえってゆきぽよさんのギャルらしさが独自性としてニーズが高まったのでは。つまり、ゆきぽよさんの場合はデビュー当時のままのほうがギャル需要を独占状態でベターなのでしょう」

 とはいえ、バラエティー番組のイス取りゲームは常に熾烈。最近では、トリッキーなコメントで人気の滝沢カレン(29)、ユーチューバー芸人のフワちゃん(27)など枠にハマらないタレントが席巻し、“ギャル枠”自体がなくなりつつある。

「見かけの“ギャル”から個性重視に変わり、結果的に“多様性枠”になっているように思います。インテリ、ギャルといった安易な“枠”という考え方は起用タレントの座組を考えるのに楽でしたが、制作サイドはそんな手抜きはできなくなりつつあるのかもしれません」(前出の影山氏)

 ギャルも含めて多様性の時代のようで。

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