著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<153>早貴被告の「新宿で看護師の姉と同居」もウソだった

公開日: 更新日:

 職業柄といえばそうであるが、私は相手の話に矛盾点があればそこを突いていくというクセがある。しかも速射砲のように質問を畳みかけていくので、相手はタジタジになってしまうことも少なくない。

 姉のことを話す早貴被告にも、そのように質問を浴びせたので、彼女は明らかに嫌がるように話題を変えた。

 実は新宿のワンルームマンションを借りて住んでいたのは最初から早貴被告だけであり、同居していると言っていた看護師の姉は札幌の実家で暮らしていた。そのことを私が知るのは事件後のことで、彼女は平然とウソをついていたのである。

ファッションショーのモデルで英語もできると見えを張り…

「モデルをしています。中国やドバイのファッションショーに出なければならないので忙しいんです」

 初めて会った時も、六本木のホテルで野崎幸助さんの妹さんも交えて会った時も、早貴被告はこのように取り繕った。

「すごいですね」

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