「カムカム」出演の三浦透子は“ポスト満島ひかり”筆頭格 「才能の塊」と言われるワケ
NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」で3代目ヒロイン・ひなたを演じる川栄李奈(27)が10日から登場しているが、ひなたの同級生・野田一恵が画面に登場した瞬間、〈田畑智子に似たこの女性は誰?〉とネット上で話題になった。三浦透子(25)という、今、世界で最も注目されている女優だ。
三浦が出演する映画「ドライブ・マイ・カー」(濱口竜介監督)は1月9日、第79回ゴールデングローブ賞で非英語映画賞(旧外国語映画賞)を受賞。日本映画の受賞は実に62年ぶりで、さらに2月8日に第94回アカデミー賞の作品賞をはじめとした4部門にノミネートされたことで俄然注目を浴びることとなった。妻を亡くした俳優であり演出家の家福悠介(西島秀俊)が専属女性ドライバーと出会い、2人の時間を共有しながら喪失感と向き合っていくというストーリー。三浦はこの映画で専属ドライバーの渡利みさきを演じている。
「みさきは、化粧っ気も、しゃれっ気もなく、無口で無愛想な雰囲気の女性ですが、彼女にも暗い過去があり家福と同じような喪失感を抱えています。家福に寄り添うわけでもなく、何か特別なことを言ったりするわけでもないのですが、家福のドライバーとして同じ時間を共有するうちに、徐々にお互いの表情や雰囲気が近づき、優しい雰囲気が漂ってくる。気がつくと観客は三浦の演技に目がくぎ付けになっている。そんな演技ができるすごい女優です」(芸能ライター・弘世一紀氏)