カンニング竹山“業界随一”の信頼度を支える「課外活動」とイジられキャラの才
また、竹山は月額1000円のオンラインサロン「TAKEFLIX」を運営し、350人前後の会員数を堅守。月に1度、ゲストと2時間のトークがウリだが、製作費はなく、関係者全員がボランティア。ゲストには毎回、竹山が自腹で買ったドン・ペリニヨンを現物支給する。それでも石橋貴明(60)、木梨憲武(60)、東野幸治(54)、爆笑問題の太田光(57)といったそうそうたる先輩芸人が出演してくれたのは、人徳の成せる業である。
プライベートでは芸人稼業で得た収入は芸人に還元がモットーで、“グルメ王”アンジャッシュの渡部建(49)の紹介飲食店を、有吉弘行(48)との3人で訪れる「竹山社長の会」というイベントも開催。バラエティー番組の旅企画で竹山がおごる役どころの延長で、竹山が社長という体のコントを続けていると、店員が会計伝票を竹山に渡すようになり、以降は全額自腹が常態化。渡部が高級店をしらみつぶしに予約し、ひと晩で40万円。「齢50を過ぎて後輩にもてあそばれるキャラは上島さん譲り」と、エンタメライターの伊藤雅奈子氏はこう続ける。
「上島さん亡き今、先輩と後輩の双方からおもちゃにされるのは、出川さんと竹山さん。冴えない容貌とぽっちゃりボディーは中年男性の“等身大”です。一方では、情報番組で独自の理論を展開する頭脳のキレの良さがあるからこそ、後輩にも業界関係者にも慕われるのでしょう」