香川照之に続きENEOS会長までクラブでご乱行…彼らの失敗の本質はどこにあるのか
ノンフィクション作家の佐野眞一が亡くなった。享年75。佐野が週刊朝日で橋下徹大阪市長(当時)のルーツに触れ、批判を浴び、作家生命を絶たれようとしていた。そんな時、彼に、「今こそノンフィクションとは何かを問え」と言って、「ノンフィクションは死なない」(イースト新書)を書かせた。普段はしかつめ顔だが酒を飲むと楽しい男だった。合掌。
さて、俳優の香川照之(56)や燃料油販売最大手ENEOS会長だった杉森務(66)が、高級クラブでホステスに「性的暴力」を振るったことが話題になっている。
香川は2019年7月、銀座のクラブでホステスの服の中に手を入れ、ブラジャーを剥ぎ取り、一緒にいた客とにおいを嗅いだうえ、彼女にキスを強要し、服の中に手を入れて乳房をなでまわしたという。
杉森は今年の7月1日、沖縄の高級クラブで、ホステスのドレスの中に手を入れて胸を触り、それでは飽き足らず、腕で強引に首を絞めるような格好で唇を奪ったそうだ。
女性は幾度も拒んだが、杉森は「銀座では普通だよ、こんなの」「いいから乳首、触らせろ」などとしつこく迫り、ついにはドレスを強引に脱がし、上半身を素っ裸にしてしまったというのである。
衆人環視の中で理不尽なことをされた女性は、その場に泣き崩れたそうだ。“事件”後、2人の被害女性はともにPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患ってしまったという。