著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

体重100キロ! 異色の韓流スター“マブリー”はハリウッドでも着々と地歩を固める

公開日: 更新日:

 11月3日から日本で公開されるマブリー主演の映画「犯罪都市 THE ROUNDUP」(原題「犯罪都市2」)も韓国では1200万人を超える観客を動員。是枝裕和監督と人気俳優ソン・ガンホがタッグを組んだ「ベイビー・ブローカー」でさえ120万人止まりなのに、本作は新型コロナの感染拡大以降、韓国で初めて観客が1000万人を突破した。

 前作「犯罪都市」に続き、本作でもマブリーは凶悪犯と死闘を繰り広げる。強靱な肉体と丸太のような太い腕から繰り出す拳を武器にした怪物刑事役だ。知らない人からはマブリーのほうが悪役と勘違いされそうだが、この男が大暴れすると痛快な気持ちになるから不思議。すでに続編「犯罪都市3」の製作も決まっている。

 昨年はマーベル映画「エターナルズ」にも主要キャストのギルガメッシュ役として出演。アンジェリーナ・ジョリーとも共演し、強烈な印象を残した。韓国映画界の「最強の男」はハリウッドでも着々と地歩を固めている。

 日本でも、EXILEらが所属する「LDH JAPAN」とエージェント契約を締結、本格的な活動が期待される。スマートなイケメン俳優と一線を画し、誰とも比較ができない唯一無二の役者。

 どこか昭和の薫りさえ漂うマブリーが日本でも“中年の星”になるかもしれない。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末