長澤まさみ「エルピス」好調の陰に“チーム”の覚悟 エンドロールの「参考文献」にも表れている

公開日: 更新日:

 7日放送の第3回では、行き詰まっておえつしながら、キッチンに座り込んだ長澤が元恋人の鈴木と濃厚なキスを交わし、再び一夜を共にするというシーンも放送され、強烈なインパクトを残した。

「ゲロを吐いた長澤まさみをたばこを吸った鈴木亮平がキスで受け止めた」「演技とはいえキスシーン………エグい」とSNS上でも話題となった。

 しかし、話の本筋はあくまで「冤罪事件」。メディア文化評論家の碓井広義氏は、「ここ数年のドラマの中でも出色の作品だと思います」として、こう続ける。

「視聴者を強烈に引き込むサスペンスであると同時に『冤罪事件』を真正面から扱っています。冤罪事件は、警察や裁判所など公権力の大失態ですが、発表報道を垂れ流して、結果としてそれに加担してしまったマスコミにも責任の一端はあるわけです。ともすれば、自分たちにも批判の矛先が向きかねないリスクもある中で、テレビ局を舞台に、こうしたテーマのドラマを作るのはとてもスリリングなことだと思います」

■異例ともいえる「参考文献提示」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」