「警視庁アウトサイダー」は西島秀俊の“黒歴史”に一直線? カギは上白石萌歌の本格参戦に
テレビコラムニストの亀井徳明氏は、「初回を見ただけでは判断できませんが、数字は確保しながら新規の視聴者を取り込みたい。そんな意欲は感じました」とこう続ける。
「行きつけの居酒屋があってそこに可愛いアルバイトがいたり、野波麻帆さん演じる濃いめキャラの古株事務職がいたり、犯人の追い方や銃の構え方も、従来の刑事ドラマによくある“様式美”というか、王道的。そんな中で、冒頭でプロレスの場面を入れたり、着信音が『はぐれ刑事』だったり、缶コーヒーが“しげるブラック”だったりの小ネタも挟み、ラスボスであろう斎藤工さんもチラ見せして、ネット上のツッコミや考察も狙う、という印象です」
テレ朝木9といえば、「ドクターX」を柱に、医療、刑事、リーガルもので世帯視聴率を稼いできたが、昨年は1月期「となりのチカラ」、4月期「未来への10カウント」、7月期「六本木クラス」と3作続けて毛色の違う作品を並べた結果、平均で2ケタに届いたのは木村拓哉(50)主演の「未来への10カウント」だけ。
■お得意の刑事もので2ケタを維持できるか