安藤サクラ「ブラッシュアップライフ」ジワリ高評価 バカリズム脚本に込められた“芸人魂”

公開日: 更新日:

 安藤の軽妙な、時に真面目な演技もさることながら、やはりバカリズム脚本の評価が高い。

「そもそもお笑い芸人だけあって、サービス精神が旺盛ですよね」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう言う。

「クスッと笑えるところを随所にちりばめて、視聴者を楽しませようというバカリズムさんの“芸人魂”を感じますね。黒木華さんがゲスト出演した第3回でも、黒木さんの豹変ぶりに視聴者はウワッと意表を突かれたはず。喜ばせるツボをきちんと押さえている。展開にスピード感があって、アッという間に見終わる感じなので、1時間のドラマなのに《体感5分》なんて書き込みがあるのも分かりますね」

安藤サクラら主要キャストの絶妙な演技

 それも出演者の演技力があってこそだ。

「黒木さんもしかりですが、安藤さんら主要キャストも全員、バカリズムさんの世界観を理解したうえで、しっかり演技で応えている。木南晴夏さんや夏帆さんなど達者な人ばかりだから、セリフの独特の間も寒くならずに笑いに落とし込めている。メッセージ性もありますが、押しつけがましくないのもいい。日曜の夜に肩肘張らずに楽しめます」(山下真夏氏)

 このまま“徳”を積んで、今期ナンバーワンになれるか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」