寺島しのぶは大女優へ順風満帆 母・富司純子も受賞した「田中絹代賞」受賞
寺島しのぶ(50)が14日、都内で行われた毎日映画コンクール表彰式に登場。大女優の名前を冠した田中絹代賞を受賞した。「ヴァイブレータ」(03年)、「あちらにいる鬼」(22年)でメガホンを取った廣木隆一監督(69)がお祝いに駆けつけ、寺島について「役作りに苦しんで立ち向かう姿が魅力」と語った。
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母・富司純子(77)も同賞を受賞しており、母娘受賞は初。「母と娘で受賞できたことを2人で喜び合いました」と語った。映画批評家の前田有一氏がこう言う。
「濡れ場でもプロ意識をもって演じてくれる“脱げる本格派女優”として地位を確立した。ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞し、脱いでも女優としての商品価値が落ちないことを実証した功績は大きいでしょう」
長男の寺嶋眞秀(10)も5月に初代・尾上眞秀を名乗ることを発表し、「自分のこと以上に緊張して前日に吐きました」と心配しつつも、母子ともども順風満帆。偉大なる母の背中を追い、確実に大女優の階段を上っている。