有吉弘行が紅白司会に大抜擢の深層…NHKは“辞めジャニ祭り”選ばず「安全進行」を優先
有吉弘行は「プロ中のプロ」
同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏は「作り手が挑戦できる紅白になる好機」としてこう続ける。
「今回は脱ジャニーズのおかげで視聴率にこだわらず、のびのびとチャレンジができる。今までの紅白から生まれ変わる“紅白元年”になるのでは。今までなら、3年続けてこなした大泉さんに落ち着いたかもしれませんが、有吉さんと若手女優2人というのもいい布陣だと思います。今のMCとしての有吉さんを知る若者世代、猿岩石ブームを知る中高年と“世代を超えて”知名度と人気がある。毒舌の半面、たまに見せる人の良さも“不遇時代を乗り越えた”経験と相まって好感度に結びついている。これまでNHKの番組にも出演していたことですし、気づいたらキャリアが積み上がっていた、とも言えます。有吉さんは毒舌でいて、必ず悪い空気にならないよう収拾するプロ中のプロ。紅白の完璧なシナリオの中で、さりげない橋渡しなど、有吉さんらしさに期待しています」
「いつか内村さんのようになりたいと目標にしていたので、信じられないです」ともコメントした有吉。内村超えも近そうだ。