有吉弘行が紅白司会に大抜擢の深層…NHKは“辞めジャニ祭り”選ばず「安全進行」を優先
年末の「NHK紅白歌合戦」の司会が6日、有吉弘行(49)、橋本環奈(24)、浜辺美波(23)に決定した。3年連続司会の大泉洋(50)は、ジャニーズタレント、嵐の櫻井翔(41)と共にお役御免。大役を任された有吉は「出演者に関しては、いつも仕事している芸人連中は、あんまり関わりたくないのでTVで見てほしいです」と同業のお笑い芸人イジリでコメントし、和ませた。
有吉に、なぜ今回お鉢が回ってきたのか。元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏はこう分析する。
「ジャニーズ色のない『安全進行紅白』を推し進めていく象徴が有吉さんなのだと思います。NHKはジャニーズ会見“NGリスト”をスクープ、検証番組を制作するなど完全に“ジャニーズ批判”に舵を切ったので、とにかく視聴率よりもクリーン、安全が優先。今、音楽系、俳優系の事務所は、ジャニーズの件については共演者でもあるので遠巻きに見ています。俳優の大泉さんとしては、何か一言発すれば勘繰られる可能性もあるので引き受けづらい。そうなると、お笑いの人が候補に挙がる。有吉さんは、所属事務所も吉本以外ですし、余計なホコリが出る可能性は非常に少ないというのもリスク回避としてはありがたいところでしょう。有吉さんは毒舌の裏に各方面に配慮した話ができるクレバーさがあり、仕事を断らないことでも有名なので、紅白を無事終えるには最適の人選なのだと思います。ジャニーズを出さないなら逆に“辞めジャニ祭り”でもいいと思うのですが、NHKは世相の流れを非常に気にするので、ジャニーズはおろか、日本のボーイズグループすら出さない可能性もある。残るは、K-POP、声優さんのアニソン、演歌特集あたりが無難。紅白とジャニーズの蜜月関係を払拭し、とにかく安全進行で嵐が過ぎ去るのを待つということでしょう」