吉本興業「鎖国」の衝撃!直営劇場から他事務所の芸人シメ出し 中川家も「よくわからないお達し」
事務所からの公式発表はなく、吉本興業は報道各社の取材にノーコメントを貫いているがお笑い関係者はこう話す。
「吉本興業は現在、大阪の『なんばグランド花月』、東京の『ルミネtheよしもと』を筆頭に、全国に12の常設劇場を持っているが、特に渋谷の『ヨシモト∞ホール』や『よしもと幕張イオンモール劇場』など若手中心の会場では、吉本の若手が他事務所の芸人としのぎを削る姿が多く見られた。逆に吉本の芸人は、若手の自主ライブや他事務所の合同ライブに出演することはほとんどないという構図があった」
昨年末の「M-1グランプリ」で準優勝したケイダッシュステージ所属のヤーレンズの出井隼之介(36)は25日、吉本の劇場でのライブ出演を告知したが、「これが最後の幕張よしもとかもしれませんが、なんせ間に合って良かったです。気の済むまで喋っちゃおうかな!」と投稿していた。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。
「個人的には、事務所の壁を超えていろいろな芸人が出演するライブを楽しく見ていたので、そういうものがなくなってしまうのは残念ではあります。しかし、劇場運営や芸人育成は事務所経営の根幹にかかわる部分であり、さまざまな事情を踏まえて今回のような方針を選んでいるはずなので、それを一概に否定することもできません。現時点では事務所からの公式な説明がないため、臆測が飛び交っています。個人的な希望としては、今回の決定にどういう意図があるのか、まずは事務所側の意見を聞いてみたいところです」
芸人にとって劇場は腕を磨く貴重な場だけに吉本の説明が待たれる。