本多正識
著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

増田恵子さんの「周囲への感謝」を忘れない気持ちはNSCの授業で生徒たちに伝えています

公開日: 更新日:

 1970年代後半から80年代にかけて「ピンク・レディー」の「ケイちゃん」として一世を風靡された増田恵子さん。私事ですが、デビューから解散までの間が自分の闘病生活と重なり、ひきこもりだった私にどれほど元気を与えてもらったかわかりません。

 そのケイさんと初めてお会いしたのは20年以上前、ピンク・レディー解散後にソロ活動やドラマなどに出演されていた頃でした。ろくに挨拶もできずに消えていった数多い“元アイドル”たちとは違い、丁寧に挨拶する姿を今でも覚えています。

 超多忙時代は「マネジャーの後をついていくだけで、いまどこでどういう番組やイベントに出ているのかが途中でわからなくなってましたね」と落ち着いたトーンで語り、「この人があれだけ激しい歌や踊りをやっていたのか?」と思うほどもの静か。睡眠時間を聞くと「移動中の乗り物の中でした。タクシーで10分、15分とか新幹線が一番よく眠れたような気がしますけど、ほとんどが断眠であんまり覚えてないですね」。

 MCのトミーズ雅くんが「今日はしんどうて動かれへんいう時もあったでしょ?」「あったと思いますけど……応援してくれてるお客さんを見ると、曲を聴くと自然に体が動いてたんじゃないかな?」。条件反射のように歌って踊っていたように言っておられましたが「しんどいけど楽しかった」と言われていたように記憶しています。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?