サザンは高齢不安? 夏フェス引退も…活動を続けてもらうだけでノーベル賞ものだ
先月25日に46回目のデビュー記念日を迎えたサザンオールスターズ。今年の冬には9年ぶり16枚目のアルバムを発売する予定であることが明らかになっている。
相変わらず精力的な音楽活動だ。9月には、茨城県で開催される野外フェス「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル」にも大トリで出演するが、桑田佳祐(68)が「今回が最後の夏フェス出演」とコメントを出している。「我々高齢者バンドにとって、令和の夏は暑すぎるよ(笑)」というわけだ。
この発表を聞いて、「そりゃそうだ」と強く思った。僕も学生時代にこのバンドのデビューに触れて熱狂した、いわば同世代ファン。パーカッションの野沢秀行は70歳の古希目前で、メンバーも全員70代が見えてきて、夏の暑い盛りの屋外での音楽フェスは相当キツイというのがよくわかる。サザンといえば、夏のイメージ。デビュー曲「勝手にシンドバッド」のほか、「チャコの海岸物語」「真夏の果実」「涙のキッス」「夏をあきらめて」などのメロディーや歌詞が次々と浮かぶ。だが、昨今の夏はただでさえ異常な暑さで、8月どころか9月、10月でも危ない。まかり間違って熱中症でダウンしたら、命にかかわるといっても過言ではない。