堀田真由「若草物語」は《日本テレビの自虐?》の声も…「セクシー田中さん」問題への根強い不信感という逆風

公開日: 更新日:

 先入観なしに見た視聴者の中には《畑芽育ちゃんも出てるし、『9ボーダー』(23年TBS)を思い出すけど、私はわりと好き》という声や、小説「若草物語」を愛読してきたという人でも《現代の日本版としてどうアレンジしてくるのか見守りたい》なんて好意的な書き込みもある。

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「それほど酷評されるようなドラマとは思わないんですが……」と、こう続ける。

「堀田さんが演じる涼はドラマ制作会社の助監督で、ドラマ制作の現場のシーン、特に脚本家に無断でセリフを変えるシーンでは、《それを日テレがやるのは自虐的?》なんて一瞬思いました。でも、例の問題が発生する以前なら、もっと素直に見られた人も多かったのでは。ただ、《世界的名作を原案にした社会派シスターフッドコメディー》と言うわりには、第1話を見る限りでは《アラサー女子が古い価値観と戦うお仕事もの》に《今どき女子にありそうなことをデフォルメして姉妹にやらせる》という、散々こすられてきたものの詰め合わせ感は否めませんでした」

 原作者とのトラブルでマイナスなイメージが払しょくできない日テレドラマは、名作を原案にしたドラマで巻き返せるのか。ちなみレビューサービスFilmarksでの評価も5点満点で2.8(13日現在)と、今ひとつパッとしない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」