清原果耶はていねいにセリフを積み上げ、存在感に「詩」を感じさせる女優
清原果耶は2002年1月30日生まれ、大阪府出身。14年に所属事務所のアミューズが主催した全国規模のオーディションでグランプリとなり、芸能界入り。
15年に朝ドラ「あさが来た」で女優デビュー。18年には「透明なゆりかご」(NHK)で16歳にして連ドラ初主演を果たし、21年前期のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインを演じて、大きな注目を集めた。
女優は、その人が持っている存在感の雰囲気を書籍の種類にたとえると、「小説タイプ」「ノンフィクションタイプ」「詩タイプ」に分けられると考えている。
最近の若手では、浜辺美波・橋本環奈・小芝風花が存在感に物語を感じさせ、ストーリー性のある作品が似合う「小説タイプ」、二階堂ふみ・広瀬すず・川口春奈は実話をもとにしたドラマやリアルなドキュメンタリータッチの演出が似合う「ノンフィクションタイプ」だと思う。
それに対して、清原果耶は存在感に詩を感じさせる女優だ。
彼女が、一つ一つのシーンをどのように表現するか、セリフをどのように言うのかという部分にも引き付けられる。