泉房穂氏が指摘《腐ってる》の通り?“泥船”石破政権にメディア他人事のナゼ…旧民主党政権時はフルボッコ
29日に国会内で開かれた旧安倍派参院有志の会合では「このままでは終わらない」(ベテラン議員)などと「石破降ろし」を予告する意見も出たと報じられているのだが、不思議なのは政権与党がこうしてゴタゴタしているのに大新聞やテレビが大騒ぎしていないことだ。
■この国は政治もマスコミも腐っており、それをいかに変えていくのかが課題
旧民主党政権の時代は党内でこうした不協和音の話が漏れる度に「閣内不一致」「トップの顔を挿げ替えるだけでは意味がない」「仲間の足の引っ張り合い」「烏合の衆」などと報じ、決まって政権担当能力に疑問符が付く――などと論じていた。
今回の衆院選は長年にわたって自民党が組織的かつ常習的に裏金を作っていたことに対し、有権者は「NO」を突きつけた。にもかかわらず、いまだに自民党の政権担当能力について厳しく問う報道はほとんどみられない。
「党内から執行部に対する責任論が上がるのは避けられない」「石破首相の厳しい政権運営」……などと、どこか他人事のようで、政権交代したばかりの旧民主党政権をメディアが一丸となって“フルボッコ”していた時とは姿勢が異なるよう。