映画「聖☆おにいさん」全力でおバカを演じる松ケン&染谷将太たち。評価は真っ二つだけど…

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コクハク

映画「聖☆おにいさん」は福田雄一監督の悪ふざけの極み

【燃えよ!イケメンファイル】

「M-1グランプリ2024」の準優勝バッテリィズに元気をいただきました。エースでしたっけ。やはり“おバカ”は最強です。優勝した令和ロマンよりも話題になって、みんなおバカが大好きなんだなあと思いました。

 そんな最強のおバカをイケメンたちが全力で演じているのが、映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」(東宝)です。

 神の子イエスを松山ケンイチが、そして悟りを開いた人・ブッダを染谷将太が演じます。2018年にNHKで実写ドラマ化された時と同じコンビ(というか、彼ら以外に誰がやれるのか、という話ですが…)なのが嬉しいです。

 松ケンといえば、朝ドラ「寅に翼」の桂場が記憶に新しいところですが、一緒に見に行った桂場ファンの友人はドン引きしていました。それも仕方がありません。福田雄一監督による悪ふざけ映画の極みのようなものですから。

 松ケンファンの友人にはお口直しに1月スタートの「クジャクのダンス、誰が見た?」(TBS系)をオススメしておきました。こちらは弁護士役なので、桂場のイメージに若干近いのでは、と思われますので。

 染谷も、1月スタートのNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」で、浮世絵師の喜多川歌麿を演じますが、こちらも楽しみです。


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年上女優と結婚→男ぶりをますます上げる

 この2人には共通点があります。それは、若くして年上の女優と結婚したというところです。現在、39歳の松ケンが9歳年上の小雪と入籍したのは2011年のこと、当時26歳でした。そして、現在34歳の染谷が9歳年上の菊地凛子と入籍したのは2014年のこと、当時24歳でした。

 どちらもこれからという時の結婚に、正直、もったいない! と思ったものです。年上女にしてやられたに違いない、と。100%嫉妬によるものですが(笑)。

 ところが、2人とも結婚で人気が落ちるどころか、ますます活躍し、男ぶりも上がっています。そのおかげで小雪も凛子も“あげまん”であることが実証されました。2人とも一見、キツそうなところも、共通しています。

 彼女たちにしてみれば、夫はたまごっちのようなものなのでしょう。自分の育て方ひとつで、“イケメンっち”になるか、“おやじっち”になるか。こんなにワクワクする人生を賭けた勝負はほかにないのでは。オンナに生まれたからには、ぜひとも“イケメンっち”を育ててみたいものです。

 若くして結婚するなど愚の骨頂、もったいないことを! と思っていましたが、今、沸騰中の中居正広の件を見るにつけ、独身をこじらすとロクなことはない、と思えてきます。

 以前、中居は女性とは暮らせない、ツマミを作ったら帰って欲しい、などと番組で発言していましたが、若い頃に結婚し、ちゃんと厳しく躾けられていれば、こんなことにはならなかったかも。

登場人物全部おバカの「問題作」
 話は、、映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」に戻りますが、堕天使ルシファー役の藤原竜也も、煩悩の化身である魔神マーラー役の窪田正孝も、仏法の守護神役の賀来賢人も、裁きの天使ミカエル役の岩田剛典も、十一面観音役の仲野太賀、帝釈天役の勝地涼も、山田孝之もムロツヨシも、登場人物全部おバカ。

 レビューをみると、評価が1と5に見事に分かれていて、「駄作」なのか「傑作」なのか悩ましいところですが、「問題作」であることには違いありません。イケメンたちの全力おバカぶり、ぜひ、温かい目でご覧ください。



(ボルドー太田/イケメンソムリエ)

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