クマ駆除めぐる悪質クレームに秋田県知事「おまえのところに送る」発言…身内から出た意外な反応
「もし私に電話が来たら完全に相手を威嚇し、『おまえのところにクマを送るから、住所を送れ』と言う。話して分からない人にはあまりお付き合いする必要はない」
秋田県の佐竹敬久知事は17日の県議会予算特別委員会で、「クマの駆除」に対する悪質なクレーム電話について、こう対処すると言い放った。
報道陣から発言の意図を問われた知事は、「本当に送ることはできないが、そのくらい言わないといけないほどひどいものがある。私が強い態度を取らないと職員もできない。あえて強い表現を用いた」と説明した。
知事の発言が報じられると、県には18日昼までに26件の意見が寄せられた。「よく言ってくれた」と発言を支持する「賛成」が18件、「反対」は6件だった。
<クマは山に放してもまた戻ってくる習性があることから、駆除しないといけない><職員に対する毅然とした態度を示してくれた><まさにその通り><よく言ってくれた>といった意見だったという。
「我々職員も知事と同じ考えです。話を聞いても何回も同じ意見を繰り返すので、業務に支障をきたしています。説明を尽くし、ご理解を得られなければ電話を切ることもあります。知事が職員の対応を代弁してくれたと理解しています」(県広報広聴課担当者)