【箱根駅伝】国学院大「初優勝で3冠」なるか…阻むのは経験値高い青学大か、それとも駒大か? 元早大監督が読む
第101回箱根大学駅伝(往復10区間217.1キロ)の最大の注目点はココだ
出雲、全日本を制した国学院大が笑うのか、悔し涙に暮れるのか。本命視されている青学大の連覇はあるのか。毎年、中継の1号車で解説を務める早大OBの渡辺康幸氏(51=住友電工陸上部監督・円内)は、2010年度に母校の監督として「3冠」を達成している。今回のレースをどう予想しているのか語ってもらった。
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「平林清澄、山本歩夢が4年になったとき、箱根で総合優勝を狙うチームをつくる」
国学院大の前田康弘監督は、その「公約」を果たし、「歴史を変える」戦いに挑みます。ここまでくれば「狙う」の2文字を「獲得」に変えなければなりません。
可能性は十分にあります。懸念材料を挙げれば、箱根の優勝経験がないこと。昨年度覇者の青学大は、直近10年で7度の優勝を誇り、20、22年度優勝の駒大も通算8度の総合優勝。勝ち方を知っているチームです。監督の区間配置も巧みでチームに優勝のプレッシャーはありません。