創設者・橋下徹氏が石丸伸二氏に露骨な“抱きつき”…政界プチ再編で「維新瓦解」待ったなし?
目標に掲げていた全国政党化から逆行する日本維新の会にガラガラポンの予兆だ。創設者の橋下徹元大阪市長が維新の東京総支部「東京維新の会」に対し、いわゆる「石丸新党」との合流を提言。古巣の体たらくにイラつき、時機を見据えて一発かますとみられてきたが、年の瀬が迫る中にお見舞い。関係者は微妙な新年を迎えることになりそうだ。
■東京維新は身売りせい!
橋下氏が維新再編に向けて露骨に動き出したのは、7月に実施された東京都知事選後。次点に躍進した前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏を褒めそやし、露骨に秋波を送り始めた。それから5カ月あまり経った25日、X(旧ツイッター)で大阪地盤の維新の国会議員を猛批判。〈石丸新党も一から都議選候補者を集めるのは至難の業〉〈石丸新党は東京の維新メンバーを吸収することも一方策〉などと投稿し、東京維新に合流のススメを説いたのだ。
「要するに東京維新は石丸氏に身売りせい、ということ。西は大阪維新の会、東は『石丸新党』を軸にやっていく。よく言えば役割分担、ありていに言えばけったくそ悪い東京維新の取り潰し。橋下氏と折り合いが悪い馬場伸幸前代表や、その周辺は総選挙惨敗で引責辞任に追い込まれた。子飼いの吉村洋文府知事が代表に就き、新体制に移行した今が好機と踏んだのでしょう」(維新関係者)