巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」
欲しかった「絶対的司令塔」をゲットした。巨人は昨17日、ソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也(32)と契約合意したと発表した。
甲斐はレギュラーに定着した2017年から8年連続100試合以上に出場し、今季は119試合で、打率.256、5本塁打、43打点。「甲斐キャノン」と呼ばれる強肩を武器にゴールデングラブ賞7度の守備力で、常勝軍団の扇の要として、20年まで4年連続日本一、今季は4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
巨人も今季は4年ぶりにリーグ優勝を果たしたものの、CSファイナルステージでDeNAに敗れ日本シリーズ進出はならなかった。そのため今オフはFAで、阪神から大山、ソフトバンクから石川との3人取りを目指したが2連敗。ただ、前中日のマルティネスと契約合意し、楽天を自由契約となった田中将とも基本合意。立て続けに3連続の補強となった。
巨人から人的・金銭の補償を得ることになるソフトバンクの三笠GMはこの日、捕手を指名することについて「あらゆる可能性はある」と否定しなかった。