名古屋市長選で大塚耕平氏落選 限界見えた国民民主党の“神通力“…有権者に響いたのは結局「減税」

公開日: 更新日:

 選挙期間中は大塚氏が所属していた国民民主の玉木雄一郎代表(55)も応援に駆け付け、国政の勢いの風を市政にも吹かせようとしたものの、届かなかったようだ。

 玉木氏は市長選の結果を受けてX(旧ツイッター)を更新。《大塚耕平候補、敗れました。完敗です。残念でなりません》と投稿。大塚氏は敗因について、「(SNS上で)デマ、誹謗中傷、レッテル貼りの影響というのも一定程度あったと思う」「ある意味、選挙妨害に近い行為なので、今後どういうふうに対応していくか政治全体の課題だと思います」と振り返っていたが、なぜ、大塚氏は完敗したのか。

「何だかんだ言っても名古屋市での河村人気は高い上、広沢氏の訴えた市民税減税、市長給与削減は有権者に響いた。大塚氏は今ひとつ態度がハッキリせず、さらにいえば、国政で対峙している与党、野党が足並みをそろえて戦うという変な構図も市民には分かりにくかった。大塚陣営は、寄らば大樹のなんとやらで気が緩んでいた面もありました」(名古屋市政担当記者)

 選挙の敗因を何でもかんでもSNSに結び付けるのは早計だ。いずれにしても、国民民主の神通力は国会だけに通用するよう?

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志氏の行為「調査要求」オンライン署名3万6000件に…同氏の次なるターゲットは立憲民主党に

  2. 2

    斎藤元彦知事に公選法違反「買収」疑惑急浮上しSNS大炎上!選挙広報のコンサル会社に「報酬」か

  3. 3

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 4

    吉田皇嗣職大夫 “灘高卒の超秀才”も悠仁さまの受験アドバイザーになりきれず…最近の推薦入試に疎かった?

  5. 5

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末

  1. 6

    メルカリ「返品・すり替え詐欺」横行で異例の声明…悪質ユーザーに騙されないためには?

  2. 7

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  3. 8

    兵庫県知事選で前知事への支持拡大をアシスト…立花孝志候補「当選目指さない」は公選法でアリなのか?

  4. 9

    悠仁さまは学習院ではなぜダメだった?大学進学で疲弊する宮内庁職員「もうやめたい」と悲鳴

  5. 10

    新型コロナ感染者が全国拡大!気になる新変異株「XEC」も登場…どこまで警戒すべきか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  3. 3

    清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? こんなにいる慶大野球部出身アナウンサー

  4. 4

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    斎藤元彦知事“火に油”の言い逃れ…知事選でのPR会社「400人分の仕事はボランティア」の怪しさ不自然さ

  2. 7

    大山悠輔「阪神決別説」が急浮上! 巨人だけじゃない、まさかのダークホース球団が虎視眈々

  3. 8

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  4. 9

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 10

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ