著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

特攻隊員を人間ではなく特攻機器と見ていた高級軍人

公開日: 更新日:
陸上自衛隊13師団史料館に届けられた特攻隊員の遺書(昭和41年1月22日、広島県海田町)/(C)共同通信社

 私はこれまで数多くの軍人に会ってきて、この人は人間として失格だなと思った人物が3人いる。いずれも陸大出身の高級軍人である。

 その一人がCである。彼は航空畑の参謀であったが、徹底的な特攻作戦の擁護論者であった。それも兵器という視点からである。彼は次のように言ったことがある… 

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