岸田総理は4月訪米直後に「やけくそ解散」か…自民“不戦敗”必至の3補選に候補擁立の不可解
補選で全敗なら岸田降ろし
「外交でアピールしたい岸田総理は4月10日前後に国賓待遇で訪米することが決まっている。現地の記者会見で『衆院を解散する』と電撃宣言するシナリオが囁かれています。訪米直後に解散すれば、苦戦が予想される衆院3補選も総選挙に吸収される。補選で全敗すれば、岸田降ろしにつながりかねないため、9月の総裁選で再選を狙うなら、このタイミングが最適なのです。支持率がこれだけ落ちても総理がやけに元気なのは、電撃解散という秘策を胸に秘め、与野党の反応を妄想して楽しんでいるからかもしれません」(自民党関係者)
補選の告示後でも、4月28日の投開票前に衆院が解散されれば、補選は実施されず、総選挙が新区割りで行われる。総選挙は「投開票日の少なくとも12日前に公示」と定められているが、岸田総理は前回2021年も解散から投開票までわずか17日という戦後最短日程で奇襲を仕掛けた前例がある。4月28日までに解散すれば5月上旬の総選挙が考えられるし、補選予定日にぶつけることも物理的に不可能ではない。
18日、横浜市の党会合であいさつした立憲民主党の泉代表も「3補選でどうせ負けるなら、全国で選挙してしまえという『やけくそ解散』もあり得る」と話していた。
野党がバラバラの現状では、議席を多少減らしても過半数は維持できると岸田総理は考えているのだろうが、国民の怒りを甘く見過ぎではないか。