下村博文氏「政倫審」出席意向に自民が戦々恐々…恨み骨髄の森喜朗氏に“ハチの一刺し”の期待
■“キックバック”復活の経緯を知る重要人物
下村氏は、いったん廃止を決めた安倍派のキックバックが復活した経緯を知る重要人物でもある。この件を協議した2022年4月と8月の幹部会議に会長代理として出席。1月末の会見で下村氏が説明した協議内容と、政倫審における当時の事務総長だった西村康稔前経産相、座長の塩谷立元総務会長の証言は大きく食い違う。誰がウソをついているのか、下村氏は正直に打ち明けるべきだろう。
そもそも、下村氏は「事務総長経験者」という自民が勝手に線引きした政倫審出席の条件を満たしている。それでも先週の出席メンバーから外れたのは、党幹部に森元首相をかばう意識でもあったのか。本人が出席を申し出ている以上、もはや断る理由はない。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」で、上がり目ナシの下村氏も“ハチの一刺し”で洗いざらいブチまけた方がいい。