舞台は着々も 大魔神・佐々木「DeNA来季監督」までの条件

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■谷繁中日監督も追い風

「ただ若干、風向きは変わりつつある」とは、さる横浜OB。

「1年契約の中畑監督はこの成績じゃ、今季限りでの退団が濃厚。監督を招聘(しょうへい)した高田GMも連帯責任で辞めるだろう。そうなれば、次のGM候補に挙がるのが山下大輔GM補佐。山下補佐は元大洋、横浜のスター選手で監督経験もある。監督としての実績はないが、編成経験は豊富。98年に権藤内閣でヘッドコーチを務め、佐々木とは親交も深い。山下補佐がGMになれば、監督の本命として佐々木を推すはず」

 一軍首脳陣は、今季から佐々木氏と同じ98年メンバーの進藤達哉作戦兼打撃コーチが入閣。当時のエース格だった川村丈夫投手コーチもいる。

「佐々木氏は指導者経験はゼロだが、DeNAは次期監督に中畑監督のように『客を呼べる人物』を考えているという。佐々木氏はファン人気も高く、適役といえる。今季から同じ釜の飯を食った谷繁が中日を率いているのも追い風。日本一バッテリーが監督としてしのぎを削るというのは、話題にもなりますからね」(地元関係者)

 山下GM補佐に、大魔神の現場復帰の可能性を聞くと、「佐々木は一緒にやった仲だし、ベイスターズのユニホームがよく似合うと思う」とのことだった。現役時代の実績や人気と指導者としての能力はイコールではないが、誰が監督をやっても今よりはマシという気がしてくる。

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