次期監督候補に古田敦也氏 ソフトBとDeNAで“争奪戦”

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 とは、球界関係者だ。

「1年契約の中畑監督は、マスコミへの発信力をいかんなく発揮して観客動員、ファンクラブ会員の大幅増に貢献。昨季は万年最下位から脱出して5位になった。一方で春田オーナーは中畑監督の人気、集客力を評価しながらも、去る7月31日に『ある程度勝てないとお客さんが入ってくれない』と“注文”を付け、来季の去就については触れなかった。去年の同時期は3位だったこともあり、来季続投について『当然あると思う』と言っていたのとはトーンが変わっている。今季は『キューバの至宝』であるグリエルを筆頭に久保、尚成らの大型補強を敢行。CS進出へのファンの期待が大きくなりつつある中、Bクラスに低迷すれば、再び客足が遠のいてしまうことを懸念している。今年、Aクラスを逃せば監督交代も十分にありえます」

 そこで、これまた浮上するのが古田氏だ。

「親会社は監督の理想像として、まず『客が呼べる人物』を条件としている。古田さんの知名度なら問題ないでしょう。しかも、古田氏はDeNAの創業者で筆頭株主の南場智子氏をはじめ、親会社の幹部と親交がある。古田さんは以前、『DeNAが12年に新規参入したときに、南場さんにフロント人事をアドバイスした』と話していたこともあったそうですから、後任監督として古田さんに頭を下げる可能性はある。ヤクルトの復帰? それはないでしょう。球団内では今も、古田アレルギーが強いですから」(事情通)

 優勝争いが本格化していく中、水面下ではセとパの新興球団による古田争奪戦が展開されそうな雲行きなのだ。

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