中日で正遊撃も マー君世代“最後の新人”遠藤一星の潜在能力

公開日: 更新日:

■守備の課題は不安定なスローイング

 今キャンプ、新人ながら一軍に抜擢されると、打撃で首脳陣をうならせた。フリー打撃で力強い打撃を連発。実戦でもプロへの対応力を見せている。長嶋チーフ打撃兼外野守備走塁コーチが言う。

「思い切りがよく、ウチの若手選手では数少ない、一発を打てる長打力を秘めている。フォームをしっかり固めていけば、いい選手になると思う。年齢が年齢だけに、レギュラーを取るくらいの気持ちでやってほしい」

 現在、中日の遊撃は助っ人のエルナンデスが腰痛で離脱。1年目からのレギュラー奪取も夢ではない。

 遊撃守備の課題はスローイングの安定感。特守で汗まみれになった遠藤は、「ボールへの入り方、捕らえ方を重点的にやっている。捕ってから次の動作に移る時に無駄がある。捕る形をしっかりつくれれば、無駄な動きがなくなり、簡単に送球できるはず」と言う。

 89年生まれの25歳。田中将大(ヤンキース)、坂本勇人巨人)らの世代では「最後の新人だろう」ともいわれている。

「大学、社会人を経て人間として成長できたと思います。1年目からチームに貢献することが使命だと思う」

 真摯に語る表情は、大学の頃とは違う「本気度」が漂っていた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853