オリ大山暁史 コーチに与えられたミッションは“左打者封じ”

公開日: 更新日:

 プロ1年目だった昨年の一軍出場はわずかに1試合。2人の打者との対戦に終わったオリックス投手の大山暁史(26)。それでも今季、チームがこの左腕にかける期待は大きい。オフの大補強で各ポジションの層に厚みが増す中、唯一のアキレス腱が「中継ぎのワンポイント左腕」だからである。

「去年のシーズンは、ピンチで左の強打者を迎えた場面でも、中継ぎは中山を除いて右(投げ)がほとんど。結果的に右投手で痛打を許して負けたケースもあった。大山が年間を通して活躍してくれれば、その不安がなくなる。チームのカギを握っている選手のひとりです」(星野投手コーチ)

 昨年は自らチャンスを潰した。キャンプ、オープン戦で結果を残し、開幕は同期の東明と共に一軍切符をつかんだが、すぐに弱点が浮き彫りになった。

 大山は当時を振り返りながら言う。

「去年はルーキーだったので、マウンドに立つと『抑えよう、抑えなければ』という気持ちばかりが先に立ってしまい、制球が乱れた。二軍に落ちても結果を求めるあまり、自分の投球ができないまま終わった。気持ちの問題です。今は高山さんや星野さん(共に投手コーチ)に『オマエはとにかく左打者を抑える。それが仕事だ』と何度も言われてます。余計なことを考えず、目の前の左打者を抑えるだけです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  5. 5

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  1. 6

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  2. 7

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

  3. 8

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  4. 9

    朗希の“歯車”は「開幕前からズレていた説」急浮上…メジャー挑戦どころじゃない深刻事態

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方