6年前の例も イチローに懸念されるアンパイアの徹底マーク

公開日: 更新日:

 ベテラン外野手が審判から徹底マークされそうだ。

 16日(日本時間17日)のメッツ戦の七回、代打で今季初の長打となる三塁打を放ったマーリンズのイチロー(41)。次打者の二ゴロで本塁に突入し、タイミングはアウトも絶妙な手の動きで捕手のタッチを2度かいくぐりクロスプレーになった。その際、エリック・クーパー球審に「アウト」と宣告されると血相を変えて猛抗議。球審を指さしながら、ものすごい形相で詰め寄り「今のはセーフだ」とばかりに英語で食ってかかった。

 レドモンド監督がベンチから慌てて飛び出し「チャレンジ」(ビデオ判定)を要求。約6分後、左手の指先がホームベースに触れていることが確認されセーフとなり、事なきを得たが、退場を宣告されても仕方ないほどの激しい抗議だった。

 この試合で球審を務めたクーパー審判は今季でメジャーのアンパイア歴17年目のベテランだ。公平、中立が大前提の審判も人間だ。メジャーの審判は、暴力行為、侮辱行為をした選手に対してジャッジが厳しくなるケースが多い。


 今回のイチローの言動がアンパイアの権威をおとしめる行為と判断されれば、今後は彼らを敵に回すことになるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853