井川の比じゃない マー君再離脱でメディアのバッシング過熱
ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は「本当の田中は現時点で(首振り人形の)景品と同じくらい壊れやすく見える」と報道。「手術は時間の問題だ。方法はひとつ。手術を受ければ、本当の意味で復帰へスタートできる」と書いたのはニューヨーク・ポスト紙(電子版)だ。
NYメディアはそもそも、田中が昨季、手術を回避したことに否定的だった。開幕前の田中の会見では、右肘に関する質問が集中したほど。今回の離脱を受け、それ見たことか、言わんこっちゃないといったあんばいなのだ。
■右肘にメスを入れない限り論調は変わらない
今季はストレートの最速が5キロほど落ちた。田中はシーズンを通して投げるため、肘への負担を少しでも軽減しようと意図的に何かを変えたに違いない。が、本人なりにベストだと思った選択が、ベストではなかった。シワ寄せが手首にきてしまった以上、NYメディアの論調はおそらく右肘にメスを入れるまで変わらない。それどころかバッシングは、むしろヒートアップしそうな気配だ。
割を食うのは本人に限らない。